- ケリーケトルに興味があるが、素材、サイズ選びで迷っている
- デイキャンプでサクッとお湯を沸かせるモノが欲しい
- 災害時の備えをしておきたい
こんにちは!
今回はケリーケトル(Kelly Kettle)の一番小さいサイズ「トレッカー」をレビューします。
このケリーケトル、「お湯がすぐ沸く」とよく耳にしますが、使ってみてビックリ!
本当にお湯がすぐ沸きます。
デイキャンプでのラーメン、コーヒーでお湯を沸かしたいときってありますよね?
バーナーで沸かすのもいいですが、落ちている葉っぱや小枝を使ってサクッと湯沸かししたら、気分もサイコーです。
何よりエコですし、災害時の備えにもなるので、買ってよかった逸品です。
そんなエコなケリーケトルの魅力を紹介していきますので、最後までご覧ください。
今回紹介する商品はこちら
ケリーケトルとは
ケリーケトル(Kelly Kettle)とは、アイルランド生まれのアウトドア用 ケトルで、100年以上の歴史があります。
ガスなどの燃料ではなく、落ちている葉っぱや小枝などの自然燃料でお湯を沸かすことが出来るエコなケトルです。
本体は二重構造になっており、水は外側と内側の間に入れる形です。
水を入れた後は、ファイヤーベースと言われる底部分に自然燃料を入れ着火するだけ。
着火後は煙突効果で上昇気流が起こり内壁全体を熱する為、効率よくわずか数分でお湯を沸かすことができます。
また、ポットサポートやホーボーストーブといった商品と組み合わせると、簡単な料理なども楽しめますよ。
ケリーケトルの素材・サイズ選び
ケリーケトルを購入するにあたって、素材とサイズを選ぶ必要があります。
素材は「アルミ」と「ステンレス」、サイズは3種類から選べる
ケリーケトルは、アルミ製とステンレス製の2種類から選べます。
またサイズも3種類あり、小さい方から「トレッカー」「スカウト」「ベースキャンプ」という商品があります。
詳しいサイズ、重量は以下表をご覧ください。
トレッカー (アルミ) | トレッカー (ステンレス) | スカウト (アルミ) | スカウト (ステンレス) | ベースキャンプ (アルミ) | ベースキャンプ (ステンレス) | |
---|---|---|---|---|---|---|
画像 | ||||||
容量 | 0.6リットル | 0.6リットル | 1.2リットル | 1.2リットル | 1.6リットル | 1.6リットル |
収納時 サイズ | 高さ27×幅14cm | 高さ27×幅14cm | 高さ28×幅18.5cm | 高さ26×幅18.5cm | 高さ33×幅18.5cm | 高さ32.5×幅18.7cm |
使用時 サイズ | 高さ29.5×幅14cm | 高さ29×幅14cm | 高さ31×幅18.5cm | 高さ31×幅18.5cm | 高さ38×幅18.5cm | 高さ37.5×幅18.7cm |
重量 | 600g | 740g | 800g | 985g | 1030g | 1280g |
素材・サイズ選びのポイント
素材とサイズは、用途によって決めます。具体的には以下のような感じになるかと思います。
用途 | おススメの素材・サイズ |
---|---|
登山・ハイキングで使う | 最軽量のトレッカー(アルミ製)がおススメ |
オートキャンプで使う | 丈夫で汎用的に使えるスカウト(ステンレス製)がおススメ |
防災用に購入する | 丈夫で容量のあるベースキャンプ(ステンレス製)がおススメ |
なお私は、トレッカー(ステンレス製)を愛用しております。
私がトレッカー(ステンレス製)を選んだ理由
私はトレッカー(ステンレス製)を選んだわけですが、理由として以下の思いがあったからです。
- ソロキャンプがメインで大きいサイズは要らない
- 容量が少ないので、万が一空焚きしても大丈夫なステンレス製がいい
- 車に積みっぱなしにしておきたいので、邪魔にならない小さいサイズがいい
私はソロキャンプがメインのため、大きいサイズは不要で丈夫なステンレス製が良い、という感じですね。
実際に購入し使ってみて、トレッカー(ステンレス製)のチョイスは間違っていなかったと思っています。
実際ソロなら、0.6リットルあればラーメンとコーヒーのお湯は沸かせますし、本当に十分なんですよね。
たまに家族4人でピクニックに行くときに使いますが、その時もトレッカーで事足りています。
さすがに1回の湯沸かしでは無理ですが、ケリーケトルはお湯が沸くのが本当に早く、2回沸かしても短時間で済むので、問題なく使えています。
ケリーケトルにおいては「大は小を兼ねない」、そう思います。
ケリーケトルの外観
ケリーケトル トレッカーの外観を見ていきましょう。
ケリーケトルを購入すると、本体、収納ケース、シリコン製ホイッスルキャップ、コルク製キャップ、説明書がセットで入っています。
ケリーケトル トレッカーは、煙突部分とファイヤーベースと言われる燃料を燃やす部分の2つに分かれます。
煙突部分には、横側に水を入れる穴が開いており、そこから水を入れます。
中央部分には煙突効果を出す穴が開いており、その穴を火が通り水が熱せられる形です。
火が通るので、使っていくうちに内部はススだらけになります。
煙突部分には、取っ手とチェーンが付いています。取っ手とチェーンはお湯が沸いたときに使います。
お湯が沸いて火から上げる場合は、取っ手を横にした状態で持ち上げ下ろしていきます。
お湯を注ぐときは、取っ手とチェーンを使って湯を入れていくことになります。
水を入れる穴に装着するキャップは2種類付いており、好きな方を選んで使うことが出来ます。
キャップはチェーンの先端に付けますが、チェーンの先端はクリップ式になっており、簡単にキャップを付けはずし出来るように考えられています。
ファイヤーベースは、ただの土台といった感じで、1枚のステンレスを成形しただけのものです。
空気穴として穴が2つ開いています。私の場合、さらに空気を通すために小さな穴をたくさん開けてます。
小さすぎてあまり意味無いですけど・・・。
ケリーケトル トレッカーの収納を見ていきます。
収納時は、ファイヤーベースをひっくり返して煙突部分に収納する形になります。
ただ煙突部分はススだらけのため、ファイヤーベースを収納すると汚れてしまいます。
私はひっくり返さずにそのまま収納袋に入れてます。問題なく入るので、汚れが気になる方はそのまま入れる方が良いかと思います。
収納袋はナイロン製で、結構薄めの生地です。ただ必要十分な厚さはあるので問題ないですよ。
ケリーケトルの使い方
ケリーケトルの使い方は非常に簡単です。ステップ形式で見ていきましょう。
たった5ステップでお湯を沸かすことが出来ますよ。
ファイヤーベースに燃料を入れていきます。葉っぱや小枝、松ぼっくりなど燃えやすいものを入れてください。
煙突部分に水を入れていきます。水は満タンに入れるとこぼれるので、8分目ぐらいを目安にしてください。
ライターなどで着火します。葉っぱなど燃えやすい燃料を入れていると、すぐに火が大きくなります。
火が着いたら、水を入れた煙突部分を乗せてください。煙突部分を乗せると火が大きくなり安定します。
煙突部分を乗せると火力が強くなるので、あとはお湯が沸くまで待つだけです。
火が弱くなったら煙突部分から燃料を足してくださいね。
5ステップで簡単にお湯を沸かすことが出来ました。
なお今回使用した燃料は小ぶりな松ぼっくりが7つ。これは相当エコですよね!
お湯が沸くまでは大体5分ほどでしたが、かなり燃料を少なくしているためで、普通に燃料を入れると3分ほどでお湯が沸きます。
YouTubeでも使い方の動画が公開されているので、動画で詳しく知りたい方は見てくださいね。
ケリーケトルのメリット4つ
実際にケリーケトル トレッカーを使ってみて分かったメリットを書いていきます。メリットは以下です。
- お湯がすぐ沸く
- 焚き火も出来る
- 使いたいときにさっと使える
お湯がすぐ沸く
ケリーケトルはお湯を沸かすのに特化したケトルなので、本当にすぐお湯が沸きます。
お湯を沸かしたいときにすぐ沸かせるのって、すごく大事だと思うんですよね。
ラーメン食べたいのになかなかお湯が沸かないなんて、かなりストレス溜まりませんか?
ケリーケトルはそんなストレスが無いです。むしろ火を楽しみながら湯沸かし出来るので、ホント気に入ってます。
焚き火も出来る
ケリーケトルのファイヤーベースを使うと、焚き火を楽しむことが出来ます。
お湯を沸かしたあとは、焚き火をしながらゆっくりコーヒーを飲む。そんな至福の時間を味わうことが出来ます。
ガスバーナーなどでお湯を沸かした時は、そんなことが出来ないですよね。
ケリーケトル一つで、やりたいことが完結するため、ハイキングやデイキャンプなど、荷物を減らしたい時に非常に役立ちますよ。
使いたいときにさっと使える
ケリーケトルは使いたいときにすぐ使い出せます。
ケリーケトルだけでお湯を沸かせるので、他のものが不要です。燃料は現地調達ですから。
私はいつでも使えるように、ケリーケトルを車に積みっぱなしにしてます。
車に積みっぱなしにしておくと、例えば琵琶湖湖岸を通って「コーヒー飲みたい!」ってなっても、すぐ対応出来ますよね。これって本当にイイんですよ。
ガスバーナーだとガスカートリッジが必要なので、車に載せっぱなしに出来ず、思い立ったときに使えない。
思い立ったときにすぐ使えるのはケリーケトルのメリットだと思います。
ケリーケトルのデメリット2つ
実際にケリーケトル トレッカーを使ってみて分かったデメリットも書いておきます。デメリットは以下です。
- ファイヤーベース単体では空気の通りが悪い
- 燃料が詰まりやすい
ファイヤーベース単体では空気の通りが悪い
ファイヤーベースは穴が2つ空いているだけで、空気の通りが悪いと思います。
すなわちファイヤーベース単体ではよく燃えない。煙突部分を乗せると、信じられないくらいよく燃えるんですけどね。
対策として、底網を用意する、ファイヤーベースに穴を開ける、などがあります。
私はどちらも行っており、少しはマシになってる感じです。
ファイヤーベースで焚き火を考えてる方は、対策をした方が良いかと思いますよ。
燃料が詰まりやすい
燃焼中のケリーケトルへの燃料補給は、煙突部分の穴から行います。
小枝なら問題ないんですが、松ぼっくりとかだとよく詰まるんですね。
枝で押し込めば済むんですけど、ちょっとストレスを感じてしまいますね。
ケリーケトルと合わせて購入したアイテム2選
ここではケリーケトルと合わせて購入したいモノを紹介します。
- 焚き火シート、焚き火用の台
- クックサポート
焚き火シート、焚き火用の台
ケリーケトルのファイヤーベースは、足が付いていないので、そのまま使うと地面にダメージを与えてしまいます。
地面にダメージを与えないように、焚き火シート、もしくは焚き火用の台を使うなど対策をしましょう。
焚き火シートはZEN Campsの焚き火シートがおススメ。黒色の焚き火シートでカッコよさが違います。
焚き火用の台は、キャプテンスタッグのカマドダイがいい感じです。ステンレス製の台で長く使えますね。
ポットサポート
ケリーケトル用の付属品は色々ありますが、その中で買うべきはポットサポートだと思います。
ポットサポートは、ケリーケトルの煙突穴に設置するゴトクのことで、お湯を沸かしながら調理することが出来る優れものです。
火をより有効に使うことができ、効率的に調理することが出来ますよ。
価格も安価なので、持っておいて損はないアイテムだと思います。
ケリーケトルのまとめ
今回はケリーケトル トレッカーを紹介しました。
ケリーケトルのメリット
- お湯がすぐ沸く
- 焚き火も出来る
- 使いたいときにさっと使える
ケリーケトルのデメリット
- ファイヤーベース単体では空気の通りが悪い
- 燃料が詰まりやすい
ケリーケトルは湯沸かしに特化したケトルで、焚火も出来る優れものです。
ケリーケトルと自然燃料だけで湯沸かしすることができ、使いたいときにサッと使えます。
楽しみながら知らないうちにお湯を沸かせ、本当に楽しい商品ですよ。
災害時にも役立つケリーケトル、是非GETしてみてくださいね!
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