キャンプ、焚き火においてナイフは欠かせないものですよね。
食材を切る、薪を割る、焚き付けを作る、など、ナイフ一本あれば出来ることは多く、キャンプ・焚き火においては大活躍します。
今回はクードマン(cudeman)の158をレビューします。
クードマンの158は、刃厚が厚く頑丈なためバトニングも問題なし、また重量があるのでフェザースティック作りやすいと最強のナイフだと思います。
そんなクードマン 158の良いところをレビューしていくので最後まで見てくださいね!
クードマン158は生涯の相棒になってくれそうな予感がしています。
- バトニング・フェザースティックで使えるナイフを探している
- 頑丈で長く使えるナイフが欲しい
- メンテナンスしやすいナイフが良い
今回紹介する商品はこちら
以下動画ではクードマン158を使ってフェザースティックを作っています。
実際に使っているところを見たい方、使い勝手を知りたい方は是非見てくださいね!
クードマン 158とは
クードマンは象のロゴがトレードマークのスペインのブランドです。
クードマンは常に最新の鋼材、ハンドルを使用して最新の技術を取り入れながら、熟練の技術工が制作しています。
クードマン 158は最高峰のモデル
今回紹介する158はクードマンの中でも最高峰のモデルで、バイキングの西村さんも愛用されているナイフでも有名です。
刃は硬くて耐久性のあるモリブデンバナジウムを使用しており、モリブデンバナジウムは錆にも強いことから、医療用のメスにも採用されている素材なんですよ。
刃の厚さは4.5mmとかなり厚いためバトニングに最適で、重量があるためフェザースティックも作りやすいんです。
今回紹介するのは158-Lというモデルですが、他にも158-Mというモデル(持ち手の色と素材が異なる)もあります。
クードマン 158-Lのスペック
クードマン158-Lのスペックです。
全長 | 23.5cm |
持ち手の長さ | 11.5cm |
刃部分の長さ | 12.0cm |
刃の厚さ | 4.5mm |
重量 | ナイフ:259g シース:115g |
構造 | フルタング |
刃の形状 | スカンジグラインド |
持ち手の材質 | オリーブ |
刃の材質 | ステンレス(モリブデンバナジウム) |
刃の形状として書いている「スカンジグラインド」とは、ナイフの刃のエッジのことです。
刃のエッジについては、以下euro kitchenさんの図が非常に分かりやすいです。
刃の形状的にコンベックスグラインドの次に頑丈なのがスカンジグラインドで、強い衝撃にも耐えつつ、使いやすいのがスカンジグラインドの特徴です。
クードマン 158の外観
クードマン158全体はこんな感じです。
刃部分が持ち手まで入っているフルタング構造です。
刃部分と持ち手部分の間には、赤のライニングがあり、良いアクセントになってますね。
刃厚4.5mmというのはかなりの重厚感です。厚い!
刃には象のマークがしっかり入ってます。かわいい?ですね(笑)。
刃付けはスカンジグラインドで、丈夫かつ、切れ味も抜群です。
持ち手は天然オリーブの木で、使い込むほどに良いアジが出てきそうです。
天然のオリーブなので、左右で模様が違うのが面白いですよね。
持ち手部分は2つの金具でしっかり留められています。
もちろん持ち手部分にはホールが付いているので、パラコードなどを取り付けすることが出来ます。
オリーブの持ち手は握りやすく、手になじみます。滑るようなことも無さそうですね。
シースはブラウンの牛革で、かなり厚さがあります。頑丈でイイですよね。
シースにはロープが付いており、シースに巻き付ける形で収納します。
もちろん取れるのでシンプルにいきたい人は取ってしまえばいいと思います。(個人的にカッコいいと思うので付けておきます)
フロントにはファイヤースターターなどが取り付けられそうなバックルが付いてます。
裏はベルトに通せるような穴があり、持ち運びのこともしっかり考えられています。
ナイフとシースを見てきましたが、ごつごつとした重厚感、漢のナイフという感じが伝わったでしょうか。
私、記事を書きながら、改めてカッコいいナイフだなぁと思っちゃいました(笑)。
クードマン 158とモーラナイフ コンパニオンとの比較
アウトドアで使うナイフとして一番使われている(と思う)モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティーとクードマン 158を比較しました。
結論としては「かなり違う」ですね。
もちろん価格が全然違うので当たり前ですが、クードマン 158はヘビーさが格段に上回っていると感じました。
クードマン 158 | モーラナイフ コンパニオン HD | |
---|---|---|
画像 | ||
全長 | 23.5cm | 22.4cm |
持ち手の長さ | 11.5cm | 12.0cm |
刃部分の長さ | 12.0cm | 10.4cm |
刃の厚さ | 4.5mm | 3.2mm |
重量 | ナイフ:259g | 101g |
構造 | フルタング | ハーフタング |
刃の形状 | スカンジグラインド | スカンジグラインド |
持ち手の材質 | オリーブ | ラバー |
刃の材質 | ステンレス(モリブデンバナジウム) | カーボン |
全長と刃部分はクードマン 158の方が長いです。
持ち手はモーラナイフのほうが長く、手の大きい人でも安心ですね。
モーラナイフは持ち手がラバーになっているので、クードマンより滑りにくく力を入れやすいです。
刃の厚さは圧倒的にクードマン 158のほうが厚いです。これは歴然の差。
またクードマン 158の方はフルタング構造のため、持ち手の厚さもクードマン 158の方が厚いです。
重量もクードマン 158の方が倍以上重いです。フェザースティックは格段にクードマン 158の方がやり易いですね。
刃の形状は両方ともスカンジグラインドで、バトニングもこなしつつ、調理でも使いやすい形状です。
クードマン 158とモーラナイフ コンパニオンを比較すると、クードマン 158の重厚感が際立つ結果となりました。
モーラナイフは軽量で取り回しが良い分、少し頼りなく感じてしまいますね。
クードマン 158でバトニングしてみる
クードマン 158でバトニングをしてみました。
クードマン 158は重さがある&刃が厚いので非常に割りやすかったです。
重さで刃が木に食い込みやすく、食い込んだらすぐにパカーンと割れる感じですね。
やはりクードマン 158はバトニングに適したナイフだと思います。
バトニングのやり方は以下記事で詳しく解説してます。是非見てね!
クードマン 158でフェザースティックを作ってみた
クードマン 158でフェザースティックを作ってみました。
クードマン 158は重さがあるので体重を乗せやすく、また切れ味も良いのでサクサク木を削れましたよ。
フェザースティックはかなり作りやすいと思いますね。
モーラナイフに比べて重さがあるのでやり易かったです。
クードマン 158のメリットは3つ
使って感じたクードマン 158のメリットは以下です。
- 切れ味が良い
- 重さがあるのに疲れにくい
- 所有欲が満たされる
切れ味が良い
クードマン 158はナイフが頑丈なので、正直切れ味については期待していませんでした。
しかし使ってみると結構よく切れる!これは嬉しい誤算です。
箱出しで早速紙を切りましたが、スルスルの切れるので、砥いでやると良くなりますね。
重さがあるのに疲れにくい
クードマン 158は重さがあるためフェザースティックもやり易いというメリットがあります。
しかし重さゆえに疲れやすいのかな?と思った方もいるでしょうか?
結論は「否」です。ナイフのバランスが良いのか、使っていて疲れるということは有りませんでした。
重さが有利になるバトニング、フェザースティックはもちろん、調理にも問題なく使えそうです。
所有欲が満たされる
私自身、クードマン 158はずっと欲しいナイフで、ウォッチリストにかなり長い間入っていました。
意を決して購入し、届いたときの嬉しさはなかなかのものでしたね。
「ずっと欲しい」と思っていたのもありますが、このナイフを所有できたことの喜びというか、所有欲が凄く満たされています。
クードマン 158のデメリットは1つ
クードマン 158のデメリットは以下です。
- 価格が高め
価格が高め
クードマン 158は2万円オーバーと価格が少し高めかなと思います。
同スペックの他のナイフと比べるとお手頃なんですが、それでもモーラナイフなどと比べると価格は高いですよね。
私も価格面で悩みましたけど、このスペック、所有欲を満たしてくれるこのナイフは買って損はないはずです。
もし価格が理由で悩んでいるなら、後悔しないと思うので買っちゃってください(笑)。
クードマン 158と合わせて購入したいアイテム2選
良いナイフを買ったら、メンテナンスをしっかりして長く使いたいもの。
クードマン 158を長く使うためのアイテム2つを紹介します。
砥石(といし)
ナイフは使っていくうちに切れ味が落ちてくるため、メンテナンスは必須です。
砥石で刃を定期的に砥ぐことで切れ味を回復させましょう。
おすすめの砥石は、「シャプトン 刃の黒幕 オレンジ」です。
シャプトン 刃の黒幕 オレンジは#1000番の中研ぎ砥石で、一番汎用的に使うことが出来ますよ。
ナイフ以外に包丁やハサミなども砥げるので、1つ持っていると役立つ機会は多いです。
程よい幅で砥ぎやすそうです。
皮砥(かわと)
皮砥(かわと)はナイフを砥ぐためのアイテムで、基本的にはナイフの仕上げで使われます。
(革砥でナイフを研ぐことを「ストロッピング」と言います)
ストロッピングを行うと、ナイフがものすごくシャープな切れ味になるので、切れ味を求める方は是非使ってください。
またナイフを使った後にストロッピングすると、切れ味が落ちず日々のメンテナンスもほぼ不要になりますよ。
おススメの革砥は「ブッシュクラフト オールサイドパドルストロップ」です。
ブッシュクラフトの皮砥は価格が少し高いですが、カッコいい、4面使える、ストロークが長いなど良いところが詰まっているので、是非使ってほしい逸品です。
この長さだとストロッピングが非常にやり易いです。
クードマン 158のまとめ
今回はクードマン 158を紹介しました。
- 切れ味が良い
- 重さがあるのに疲れにくい
- 所有欲が満たされる
- 価格が高め
クードマン 158は、フルタング構造で刃厚もかなり厚いので、バトニングでもびくともしません。
また重さもあり、刃付けがスカンジグラインドのためフェザースティックもやり易いです。
調理でも問題なく使え、取り回しが良いナイフだと思います。
メンテナンスしながら使えば一生使えるナイフ、クードマン 158を是非手に入れてくださいね!
私は本当に買ってよかったと感じてます!
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