- バックパッキング、ツーリングなどで使えるコンパクトな焚き火台が欲しい
- 二次燃焼する焚き火台に興味がある
- 焚き火だけでなくアルコールストーブのゴトクとしても使いたい
今回は携帯性に優れたコンパクト焚き火台、solo stove(ソロストーブ) ライトをレビューします。
私はソロキャンプがメインなので、solo stove ライトの出番は多いです。
solo stove ライトは、小ぶりながらよく燃える非常に楽しいストーブですよ。
私が購入したのは、「solo stove ライト + ポット900のセット」なので、ポット900についても書いていきます。
それでは見ていきましょう!
今回紹介する商品はこちら
※solo stove ライトを使って極厚ベーコンエッグ作りました。
良かったら見てくださいね!

solo stove(ソロストーブ) とは
solo stove(ソロストーブ) は、2011年にアメリカで誕生したメーカーです。クラウドファンディングを活用して資金を募り、これまでに魅力的な焚き火台をたくさん生み出しています。
そんなsolo stoveの特徴は二次燃焼でしょう。二次燃焼を世に知らしめたのはsolo stoveだと思います。効率的な燃焼とサイドから出てくる火、実用性と焚き火の楽しさを併せ持った数少ない焚き火台だと思います。
そんなsolo stoveが作った焚き火台の1つが、今回紹介する「ライト」です。
solo stoveは全部で6種類ある
solo stoveは全部で6種類の焚き火台があります。小さい3種類を「キャンプストーブ」、大きい3種類を「ファイヤーピット」と、カテゴリが分かれています。
キャンプストーブは調理を行うもの(湯沸かしの時間目安の記載あり)、ファイヤーピットは焚き火を楽しむもの、という意味で分かれているんですね。
そんなsolo stove、全6種類を小さい順から紹介していきます。
solo stove ライト

solo stove の中で一番小さいのが「ライト」です。ソロ用で、燃料は小枝が中心です。約950mlの水を8~10分で沸かすことが出来ます。
サイズ
・高さ:約10cm(収納時)、約14.5cm(使用時)
・直径(幅):約10.8cm
重 量 約255g
solo stove タイタン

ライトの次に大きいのが「タイタン」です。1~2人程度で、燃料は枝、小さい薪が中心です。約950mlの水を4~6分で沸かすことが出来ます。
サイズ
・高さ:約14cm(収納時)、約20cm(使用時)
・直径(幅):約13cm
重 量 約467g
solo stove キャンプファイヤー

今回紹介する「キャンプファイヤー」です。1~4人程度で、燃料は枝から薪まで幅広いです。約950mlの水を2~4分で沸かすことが出来ます。
サイズ
・高さ:約17cm(収納時)、約23.5cm(使用時)
・直径(幅):約17.8cm
重 量 約998g
solo stove レンジャー

ファイヤーピットの中で一番小さいのが「レンジャー」です。一番小さいといっても他の焚き火台と比べれば大きく、通常使いで有ればこのサイズで十分です。ファイヤーピットの中では断トツ一番人気のサイズですね。
サイズ
・高さ:約31.75cm
・直径(幅):約38.1cm
重 量 約6.8kg
solo stove ボンファイヤー

ファイヤーピットの中で2番目に大きいのが「ボンファイヤー」です。重量が9.1kgあるので、持ち運びは大変ですが、豪快な焚き火が楽しめるので、根強いファンがいます。
サイズ
・高さ:約35.6cm
・直径(幅):約48.3cm
重 量 約9.1kg
solo stove ユーコン

ファイヤーピットの中で最大サイズなのが「ユーコン」です。重量が17.2kgと持ち運びはほぼ無理でしょう。家の庭になど据え置いて焚き火を楽しむモノですね。
サイズ
・高さ:約40.6cm
・直径(幅):約68.6cm
重 量 約17.2kg

solo stove ライトは一番小さいサイズ。持ち運びに特化したモデルですね。
solo stoveの構造
solo stoveの構造は、公式ホームページの図を見てもらうのが分かりやすいと思います。燃焼効率の高さもこの図で分かると思いますよ!


solo stove ライトの外観
ポット900 + solo stove ライト
それでは早速solo stove ライト+ポット900セットを見ていきます。solo stove ライト+ポット900は一つの収納袋に収まっています。


収納袋の中にはポット900が入っていて、ポット900の中には、収納袋に入ったsolo stove ライトがすっぽり入っています。


なお、ポット900、solo stove ライト、それぞれに収納袋が付いています。これは良いですね。


収納袋無しならsolo stove ライトが こんな感じでポット900に収まります。さすがセット商品と思えるぐらい結構ピッタリですね。


solo stove ライトにポット900を乗せたところです。幅がほぼ同じなので縦長になりますね。


solo stove ライト
それではsolo stove ライトの本体について見ていきます。外観はこんな感じです。


solo stove ライトは本体とゴトクがセットになっています。ゴトクは本体にすっぽり入るようになっています。


収納してあるゴトクをひっくり返して、上に載せるともう完成です。


ゴトクは一部分が切れ込まれており、薪を入れやすいようになっていますよ。よく考えられてますね。


ロストル部分はワイヤー網になっており、よく空気を通しそうな構造です。


下部分には空気穴が開いており、その空気穴から入った新鮮な空気が、下部と上部の穴に抜けていきます。


底部分は継ぎ目なく、平らになっています。穴は開いていないので、底部分から灰が落ちるようなことはありません。


ポット900
一応ポット900の詳細も紹介しておきます。
ポット900はステンレス製で頑丈、またメモリが付いているため、調理が行いやすいです。
またポットの一部分が水を注ぎやすいよう出っ張っています。細かいところまで考えられたポットです。




リッドの取っ手部分はゴムが付けられ、かつ自立するため、湯を沸かしても熱くならないようになっています。


solo stove ライトの良いところ
ここからはsolo stove ライトを実際に使ってみて、以下が良いところだな~と思います。
- すぐに使いだせる
- 軽量で持ち運びしやすい
- アルコールストーブのゴトクにもなる
- 調理もOK
すぐ使いだせる
solo stove ライトは、思い立った時にすぐ使うことが出来ます。
組み立てはだいたい3秒!収納袋から出してゴトクをひっくり返すだけで完成です。




組み立て後は火を点けていきますが、solo stove ライトは二次燃焼する焚き火台のため、空気が入りやすくバツグンに着火しやすいです。
そこらへんに落ちている葉っぱ、松ぼっくりや小枝を入れて着火すると、何もせずとも火が大きくなってきます。
着火に手がかかる焚き火台も楽しいんですが、やはり使いたいときにすぐ使えるというのは良いものです。


軽量で持ち運びしやすい
軽量で軽量で持ち運びしやすいのもsolo stove ライトの良いところです。
重量は255gで、ステンレス製の焚き火台の中では最軽量といっても過言ではありません。
持ち運びすることを考えると、軽量であることは最大のメリットですね。
アルコールストーブのゴトクになる
solo stove ライトはアルコールストーブのゴトクとして使うことも出来ます。
solo stove ライトの中にアルコールストーブがすっぽり入るので、アルコールストーブを入れた状態で火を点けるとゴトクとして使えるんですね。
アルコールストーブは風に弱いというデメリットがありますが、solo stove ライトをゴトクとして使うと風防代わりになり、風を気にせず使えるようになります。
実際私はアルコールストーブを使うので、このsolo stove ライトをゴトクにして使うことがあります。
solo stove ライトの中にアルコールストーブを入れてひとまとめで持ち運びできるので、なかなか便利に使っています。
パッキング例は後ほど紹介していきますね。


調理もOK
solo stove ライトは調理もOKです。
燃料は小枝などが中心になるため、細やかな補充が必要ですが、そこさえきちんとすれば問題なく調理することが出来ます。
写真はコフランのホットサンドクッカーで調理していますが、このホットサンドクッカーはsolo stove ライトとサイズ感がばっちりなのでおススメです。




solo stoveライトで本格的に調理したい場合は、頑丈なゴトク・グリルを合わせると更に使いやすいです。
私おススメの「ハイマウント アジャスタブルグリル」でばっちり解決するので、気になった方は以下記事を見てください。(solo stoveライトとの組み合わせ写真あり)


solo stove ライトの悪いところ
続いて、solo stove ライトを実際に使ってみて感じたいまいちなところを書いていきます。イマイチなところは以下です。
- 暖は取れない
- 灰がすぐ溜まる
暖は取れない
solo stove ライトはそのコンパクトさと、二次燃焼の機構から、暖は取れないと思った方が良いです。
二次燃焼する焚き火台は、空気の通り道を設けるため二重構造になっており、焚き火の熱が外に伝わりにくいんです。
solo stove ライトも二重構造なので、側面は対して暖かくなく、火の出る上面だけ暖かい感じです。
そもそもこのサイズの焚き火台で暖を求める方は少ないと思うので、割り切って使うのが良いかと思います。


灰がすぐ溜まる
solo stove ライトは、二次燃焼機構の焚き火台のため、灰受けが一体型になっています。
灰は燃やせば燃やすほど底部に溜まり、燃焼効率が落ちていきます。
灰を出すためには、本体をさかさまにする、振って空気穴から出す、のどちらしかないのですが、使用中はどちらも難しいですよね。
大体1時間ほど燃焼すると、燃えが悪くなってきます。1時間以上焚き火をする場合はそのタイミングで別の焚き火台で焚き火をするなど対応していくと良いかと思います。
そもそもsolo stove ライトで1時間以上焚き火をすることは少ないかもしれませんね。


solo stove ライトのパッキング
solo stove ライトがアルコールストーブのゴトクとして使えることは上で書きました。アルコールストーブとセットで使うと、ハイキングや登山などで使うことが出来、私もセットで使っています。
その時に行っているパッキングを例にして紹介したいと思います。
solo stove ライトにアルコールストーブ+αを入れる
solo stove ライトは、サイズがコンパクトなので中にあまり物は入りません。
アルコールストーブは入りますが、それ以外はライターとスティックコーヒーを入れるのがやっとといった感じです。
アルコールストーブ内にアルコールを入れた状態で持ち運ぶことで1回コーヒーを楽しめる感じです。




ポット900と合わせると、こんな感じになります。




収納袋を使うと、もう少し荷物を入れることが出来ます。
今回は予備のアルコールをナルゲンの30mlと60mlに入れて収納してみます。




ポット900+収納袋を使うと、アルコールバーナーに加え、ライター、スティックコーヒー、予備のアルコールを入れることが出来ました。
アルコールの量からだいたい1泊ぐらいは可能だと思います。最悪燃料が無くなったら小枝を集めて調理することが出来るので、安心ですね。
solo stove ライトとキャンプファイヤーどっちがいいい?
私はsolo stoveの2つ、 ライトとキャンプファイヤーを持って実際に使っています。
サイズ感が近いこの2つどちらが良いのか、私なりに書いてみたいと思います。
結論から言うと、汎用的に使えるのはキャンプファイヤーで、最初に買うのはキャンプファイヤーの方が良い です。
よくも悪くもsolo stove ライトは、持ち運びに特化したコンパクトな焚き火台で、用途が限られます。
小枝が中心のコンパクトな焚き火で、調理も簡単なものぐらいしかできません。
solo stove キャンプファイヤーは大きさがあるので、太い薪も燃やせますし、調理も幅広く行えます。
二次燃焼を楽しみたい場合も、キャンプファイヤーの方が大きい火が上がるので楽しめると思います。
汎用的に使い方はキャンプファイヤー、使い方が決まっておりよく持ち運ぶ方はライトという選び方になると思います。


キャンプファイヤーの方は太い薪も燃やすことが出来ます。
solo stove ライトとキャンプファイヤーはスタッキングできる
ちなみになんですが、solo stove ライトとキャンプファイヤーはピッタリスタッキング出来ます。
一緒に持ち運びできるので、キャンプファイヤーで調理、ライトでは湯沸かしといったような使い方が出来ますよ。
ご参考まで。




solo stove キャンプファイヤーの詳細は、以下記事で書いてますので気になったらご覧くださいね。


スタッキング・ピッタンコについて以下記事にまとめてます。良かったら見てくださいね!


solo stove ライトのまとめ
今回はsolo stove ライトを紹介しました。
solo stove ライトの良いところ
- すぐに使いだせる
- 軽量で持ち運びしやすい
- アルコールストーブのゴトクになる
solo stove ライトの悪いところ
- 暖は取れない
- 灰がすぐ溜まる
solo stove ライトはコンパクトで持ち運びに特化した焚き火台です。
アルコールストーブのゴトクとしても使えるので、活躍の場は多いですね。
軽量でコンパクトなので、登山の時など万が一の時に使うことが出来ますし、アルコールストーブのゴトクとしても使えるので、非常に活躍の場が多い焚き火台だと思います。
あと二次燃焼も単純に面白く、購入して良かった焚き火台でした。
solo stove ライトを購入するか迷っている方は、是非購入ししてみて下さい。買って損は無いかと思います。


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