皆さんナイフのメンテナンスしてますか?
ナイフは使っているうちに切れ味が落ちてくるので、定期的なメンテナンスは欠かせませんよね。
今回はナイフの仕上げで使う「革砥(かわと)」、その中でも使いやすいアイテムである「ブッシュクラフト(bushcrft) オールサイドパドルストロップ」を紹介します。
ブッシュクラフト オールサイドパドルストロップを使ってナイフを砥ぐと、驚くほどの切れ味になりますよ!
それでは見ていきましょう。
ナイフは焚き火でも大活躍です。
しっかりメンテナンスして焚き火を楽しみましょう!
- ナイフを最高の切れ味にしたい
- 日々のナイフメンテナンスを楽にしたい
- カッコよくて使いやすい革砥を探している
今回紹介する商品はこちら
革砥(かわと)とは
革砥とは、ナイフを革で砥ぐ道具のことで、主にナイフの仕上げで使われます。
木に革(床革)が貼ってあるのが一般的ですが、持ち運びやすいようベルト状になっているものもあります。
使い方は簡単で、革にコンパウンドを塗り付けてナイフを数回擦りつけるだけ。
たったそれだけで、ナイフが恐ろしい切れ味になるんですね。
ちなみに革砥でナイフを砥ぐことを「ストロッピング」と言います。
ストロッピングはフェザースティック作りの前にやるべし
ストロッピングは、フェザースティックを作りで役立ちます。
ストロッピングすることで木が薄く削れるようになるため、キレイなフェザースティックが作れちゃうんですね。
フェザースティックがきれいに出来ない、薄く削ることが出来ないという方は、ストロッピング後にやってみてくださいね!
ブッシュクラフト オールサイドパドルストロップとは
オールサイドパドルストロップとは、ブッシュクラフトが販売している革砥です。
オールサイドパドルストラップはストロッピングがやり易いように考え抜かれた革砥です。
- 十分なストローク(長さ)がある
- 広すぎないちょうどいい幅
- 色々なコンパウンドが使えるよう4面すべてレザーになっている
- 机に置いて作業する際、ナイフを持つ手が机に当たらない
など、細かいところまで考えられており、さすがはブッシュクラフトだねと思います。
私がオールサイドパドルストロップを選んだ理由
私がオールサイドパドルストロップを選んだのは以下の理由です。
- ストロークが長くストロッピングしやすそう
- やっぱり考え抜かれた専用品が良い
- ブッシュクラフトのロゴがカッコいい
革砥は自作することも出来、実際に自作されている方も沢山います。
私も最初は自作しようかと考えていましたが、やっぱり考えられた形状の専用品の方が良いでしょうし、ブッシュクラフトのロゴもなんだかカッコいい。
また「どうせ買うなら気に入った良いものを」という考えもあるので、オールサイドパドルストロップを選びました。
※「革が駄目になっても土台の木はそのまま使えるじゃん」と、セコい考えが購入の決め手なんですけどね(笑)。
ブッシュクラフト オールサイドパドルストロップのサイズ・スペック
ブッシュクラフト オールサイドパドルストロップのスペック・サイズです。
素人計測のため誤差があります。ご了承ください。
項目 | 値 |
---|---|
重量 | 540g |
全長 | 43cm |
革面サイズ(広面) | 30cm×5cm |
革面サイズ(狭面) | 30cm×2.5cm |
木の素材 | マツ |
サイド部分もびっちり革が貼ってあります。
もちろん後ろ側もびっちり。
革の厚さは大体3mmほどでしょうか。
先端部分は革は無く、むき出しです。
長さですがナイフ(クードマン 158)と比べるとこんな感じです。長いですよね。
持ち手は握りやすい形に削られており、持った状態でストロッピングしやすいです。
説明書が付いており、ストロッピングのやり方が書かれています。
ブッシュクラフト オールサイドパドルストロップを使ってみる
早速ブッシュクラフト オールサイドパドルストロップを使ってストロッピングしてみます。
革面にコンパウンドを塗り込んだら、ストロッピングしていきます。
ナイフのエッジを革面に当て、刃の背部分(スパイン)に向けて擦りつけるようにスライドさせます。
エッジ方向に向けてスライドすると、革面が切れてしまうので注意して下さい。
STEP3を数回繰り返し、反対側のエッジも数回行うと研ぎ終わりです。
たったこれだけで刃の切れ味が格段に良くなっているはずです。
砥いだ後紙を切ってみましたが、砥ぐ前より切れ味が鋭くなってました。
今回は狭い面でストロッピングしましたが、特にストロッピングしにくいと感じたことは有りませんでした。
革面が狭くても長さがあるので、1回のスライドでナイフ全体を砥げましたよ!
ブッシュクラフト オールサイドパドルストロップで使うコンパウンドを紹介
ブッシュクラフト オールサイドパドルストロップと一緒に買いたいアイテムは「コンパウンド」です。
色々なコンパウンドがあるので、用途に合わせて色々使い分けるのが良いでしょう。
赤棒 白棒 青棒
革砥で使われるコンパウンドで有名なのは、「赤棒」「白棒」「青棒」です。
「赤棒」「白棒」「青棒」は、それぞれ素材と粒度が異なっており、使う状況も異なります。
注意点として、ミシン油などの不揮発性の油を塗ってから塗り込む必要があるので、油も用意することを忘れないでください。
赤棒 | 白棒 | 青棒 | |
---|---|---|---|
仕上げ | 荒仕上げ用 | 中仕上げ用 | 仕上げ用 |
番手 | #200~#600ほど | #2000~#3000ほど | #6000~#8000ほど |
主成分 | 珪石 | 酸化アルミナ | 酸化クロム |
赤棒(荒仕上用 #200~#600ほど)
赤棒は粒度が荒く、最初に刃を整えるのにつかわれる荒仕上げ用のコンパウンドです。
主成分は珪石で、番手はだいたい#200~#600ほどになっています。
長い間メンテナンスしていないナイフ、少しチップ(欠けている)ナイフなどを砥ぐときは、赤棒が最適です。
白棒(中仕上げ用 #2000~#3000ほど)
白棒は赤棒と青棒の中間で、中仕上げ用のコンパウンドです。
用途によっては中仕上げでも十分な仕上がりで、一番汎用的に使えるのがこの白棒だと思います。
日々のメンテナンスにも使えるため、1つあると役立つこと間違いなしでしょう。
青棒(仕上げ用 #6000~#8000ほど)
青棒は粒度が細かく、仕上げ用のコンパウンドです。
一段上の切れ味を求める方は、青棒を使ってナイフの切れ味を極限まで高めてあげましょう。
革砥でスクレイピングを擦る方は、この青棒を使っている方が多いと思います。
(スクレイピングが仕上げで使われることが多いこともあると思います)
赤棒 白棒 青棒の3本セットがおススメかも
赤棒 白棒 青棒は3本セットで販売されているものもあり、揃えたい方にはセットがおススメです。
赤棒 白棒 青棒を使うときは、ミシン油も忘れないようにしてくださいね。
ブッシュクラフトのコンパウンドもある
ブッシュクラフトもコンパウンドをリリースしています。
オールサイドパドルストロップにブッシュクラフトのコンパウンド、これは最適な組み合わせですね。
#12000番の超仕上げ用コンパウンドもあるので、極上の切れ味を求める方はこちらを使うのが良いでしょう。
#12000番が含まれた3本セットの販売があるので、こちらがおススメですね。
切れ味にこだわる方向けにフルセットもあります。
もちろんピカールでもOK
ピカールもオールサイドパドルストロップのコンパウンドとして使ってもしっかり磨けます。
ピカールは大体3ミクロンほどの粒子で、番手として#5000ぐらいですね。
白棒と青棒の中間ぐらいで、仕上げとしても十分に使えるかと思いますよ。
ブッシュクラフト オールサイドパドルストロップのまとめ
今回はブッシュクラフト オールサイドパドルストロップを紹介しました。
オールサイドパドルストロップは、ストロークが長いため使いやすい革砥です。
全面が革になっており様々なコンパウンドを使うことが出来ますよ。
ブッシュクラフトのロゴも入っており、使っていてテンションが上がるアイテムになっています。
ナイフの切れ味を極めたい方、フェザースティックを美味くやりたい方、是非オールサイドパドルストロップを使ってみてくださいね!
↓応援のポチしていただけると嬉しいです!↓
コメント